#13 駒が成るって?
一旦、ルールの時間です。
今更ながら将棋は9×9マスの世界なのですが、自陣と敵陣に分かれています。
自分に近い三段目までを自陣、相手に近い三段目までを敵陣と呼ぶわけですね。
そして、自分の駒が敵陣に入ると成る(裏返る)ことができます。(権利)
例えば、3三角成や2一飛成となります。(下図)
ただし、玉と金は成ることはできません。
成ると動き方がパワーアップします。
飛と角は大駒と呼ばれるのですが、大駒が成ると玉の動きがプラスされます。
さらに
飛は龍に、角は馬に、名前も変わります。
また、今後やりますが
小駒の場合は成ると元の動きを忘れて全て金の動きになります。
大駒(飛、角)→元の動き+玉の動き
小駒(銀、桂、香、歩)→金の動き
ということで、玉と金が基準となっている駒であり、成れない駒である理由も頷けますね。
先程、成ることは権利とかきましたが
大駒の場合は動きがプラスされるのでほとんどの場合成った方が良いですが、小駒の場合は元の動きを残してあえて成らない選択もあります。
また、敵陣にいる駒は四段目より手前に戻るとき成ることができます。
例えば3三の地点からの5五角成(下図)ですね
敵陣に持ち駒を打つ場合でも最初から成った状態で打つことはできません。
注意点は一度敵陣から成らない状態で離れた場合、一旦成る権利は消失します。再度敵陣に入った際にまた成るかどうか選ぶことができます。